日本学術会議の新会員候補6人の任命拒否問題を巡り、内閣府が8月までに学術会議側に105人の改選定員を上回る人数の候補者名簿を提出するよう求めていたことが分かった。2017年の改選時にも同様の要請を行い、会議側は応じたが、今年は応じず定数通りの名簿を提出した。複数の政府関係者が6日、明らかにした。 関係者は「以前から人数に余裕を持った候補者を示してもらっていた。ただ今年は会議側の姿勢がかたくなで、事前協議がまとまらなかった」と語った。 会議側は8月31日に新会員候補105人の推薦名簿を提出。内閣府は9月24日に任命候補を起案し、28日に決裁したとしている。
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